日記・談義坊 /

農業新聞コラム「四季」より


 沖縄きょう復帰45年。時は、学生時代、パスポートを持って、沖縄に行ったのでした。24時間もの船旅を思い出します。
 農業新聞のコラム「四季」を転載します。

 70%。重い数値である。在日米軍基地の7割が集中する沖縄県民の不平等感を示す地元紙調査に、心が痛む▼沖縄が返還されてきょうで45年。「本土並み」は遠い。県民が撤去か県外・国外への移設を望んだ普天間飛行場は、政権交代を挟んで二転三転した揚げ句、結局は辺野古新基地建設が強行される。県民の怒りが収まるはずはなかろう▼心ない言葉が拍車をかける。ヘリコプターが離発着するヘリパッド建設に反対し、現場で抗議する人々に対し、大阪府警の若い機動隊員が「土人」などと差別発言をして威嚇した。基地問題に批判的な沖縄2紙には「偏向」との攻撃が浴びせられる。自問する。凶悪犯を含め米兵犯罪は年100件を超える。沖縄の犠牲の上に日々の安寧があることを忘れていないか▼北朝鮮の挑発が激化するにつれ、不公平を訴える県民の声が届きにくくなる。日米安全保障の大合唱がかき消す。俳優の故菅原文太さんが3年前に沖縄で発した言葉がよみがえる。「政治の責任は二つ。一つは国民を飢えさせないこと。安全な食べものを食べさせること。そして、もう一つは絶対に戦争をしないこと」。その二つが今、危ない▼きな臭い時代だからこそ沖縄の人々としっかり向き合う必要がある。平和憲法を持つ主権国家なのだから。