日記・談義坊 /

科学的特性マップ!なにが問題?


 高レベル放射性廃棄物最終処分場の科学的特性マップ公表に関して、3人の議員が代表質問及び個人質問で取り上げていた。パソコンの中継で傍聴したが、もう一つすっきりしなかった。とくに、市長の答弁については、歯切れが悪いというか、はぐらかされているような感じだ。市長は、施政方針でも「既に原子力発電所立地に伴うリスクや負担を負っていることから」、「最終処分を受け入れる考えは持っていない」と述べている。井上議員や橋口議員の具体的な質問にも市長の主張考えは伝わってこなかった。国策であり一自治体の長としては、答えられるような問題ではないってことでしょうが、原発にも核廃棄物処理の問題にも正面から向き合い自分の言葉で語って欲しいものです。

 7月28日に最終処分関係閣僚会議は科学的特性マップの内容と公表を決定し、同日に経済産業省、原子力発電環境整備機構(NUMO)、電気事業連合会のそれぞれのホームページで公開されたということだ。

 何のためのマップか?
 特性マップ公表を決定した最終処分関係閣僚会議によれば、特性マップ提示は処分地決定を迫るものではなく「最終処分実現のための長い道のりの一歩」と位置づけた。としながらも「取り組みを一層強化し、複数の地域に処分地選定調査を受け入れて頂くことを目指す」としている。10月にも各地での説明会が開催されるのでしょう。

 「地域の判断を温かく見守る」とのことですが、深読みすれば「地域の自主的判断に対して、周りが反対して騒ぐな」ってことになるんでしょうか。

 「科学的特性」の科学性に疑問を呈する人もいます。また、「輸送の面からも好ましい」とされた地域は沿岸から20㎞の範囲です。離島も本土もリアス式海岸地域も一律に20㎞です。接岸の困難さや地上施設建設の困難さなど考慮されず、一律にです。

 現行の処分計画の技術的な側面だけでなく、原子力政策との関連の中で処理・処分を議論すべきでしょう。誰もが言っている「既に発生・存在している核のごみは、どうにかしなければならない」「どこかに処分地を選定しなければならない」は、その通りでしょう。だから、原発を稼働させるってことは、核のごみを伴うってことなんです。
 だから、だから、廃棄物の発生総量を確定(はっきり)させること、狭い日本の国土の中で「処理できる核のごみの総量はどこまで許されるのか」を確定させることが前提なんじゃないでしょうか。
 いずれ処分場から環境に放射能が漏れ出すってことを政府も認めざるを得ません。10万年以上も絶対に安全なんて誰も保証できません。

 原子力の恩恵をなんら受けない将来世代に被ばくのリスクを残すことは倫理的に許されません。

 薩摩川内市議会でも、繰り返し繰り返し取り上げ議論して下さい。見守っています。