日記・談義坊 /

請願・陳情の採択って、結構難しい。


 請願・陳情の採択に当たっては、悩ましいものもあります。
 市民福祉委員会に付託されていた、「受動喫煙の防止措置の強力な推進を求める請願書」、井上議員が紹介議員となっていたが、提出者の渉さんは、かねてからお付き合いの深い知人であります。彼は、「受動喫煙の防止に関する陳情書」を、県をはじめ県内の自治体を訪ねて回り、精力的に提出されておられます。私もお訪ねをして、話を伺ったのですが、「健康推進法」に謳われている「受動喫煙の防止措置」などこれから施策を推進すべき課題も多いと認識させられることでした。
 ただ、要望事項として、4項目記されているのですが、どれも漠然としていて、願意をただいま具体的・現実的に実現するには、難しいのかなとの感想を持ったのでした。
 委員会としても、即採択とはならないだろうと予測しながらも、これから調査すべき課題もあるので、継続審査になるだろうと決めつけ、手打での仕事もあって、傍聴もしなかったのです。
 結果は、委員会では不採択となったそうです。本会議でも、不採択になると思われます。私の態度表明は、委員長報告を聞いてからのことにしませんなら。

 請願等は、議案のように修正することができないため、議会の採決は、理論的には、採択または不採択しかありません。しかしながら、請願者等の希望にできるだけ沿うようにとの配慮から、運用上、一部採択や趣旨採択の手法を取り入れている議会もあるそうです。県内19市議会のうち、13市議会において、一部採択又は趣旨採択を行った例があるとのこと。
 薩摩川内市議会は、これまで通り、原則的な運用になると思います。理論的には、それが正解かなと思います。採決の時、陳情者の思いをどれくらい汲み取れるかって事でしょう。

 企画経済委員会にも、「JA自己改革」に関する意見書の提出を求める陳情書が、付託されていました。この陳情は12月議会で継続審査とされていたものです。農協改革については、JA全中と合意がされ、陳情受理時と情勢が変わっていることもあり、採択とすべきか不採択とすべきか悩むことでした。議員間の自由討議により審査を行い、陳情の趣旨を了とし、採択すべきと決したのでしたが、これこそ趣旨採択のようなものでしょう。
 なお、この採決結果に対しては、「陳情受理後に農協改革に関して情勢の変化があったことから、提出する意見書は、陳情内容と異なるものとならざるを得ない」との意見を附することになりました。
 請願・陳情の審査取り扱いも難しいものです。それぞれ、陳情者の思い・願いが込められていますから。