日記・談義坊 /

映画『標的の村』鑑賞


映画を観るのは、孫たちのお守り役の時が多いのですが、久しぶりに一人で、出かけました。

ガーデンズシネマで、『標的の村』を鑑賞。

ヘリコプター離着陸帯(ヘリバッド)建設や新型輸送機オスプレイ配備に反対する沖縄県東村高江の住民たちの姿を記録したドキュメンタリーです。

小さな小さな高江集落。畑で、野菜作りをしているお父さんの側を裸足で走り回って遊んでいる子どもたち。目が輝いています。その高江の住民、周囲をアメリカの基地に取り囲まれています。

そこに、ヘリコプター離着陸帯(ヘリバッド)建設計画が進められている。高江の住民たちは、座り込みをして、ダンプの進入阻止を図る。子どもからおばあちゃんまで、みんなが参加。

座り込みは、「通行妨害」だと、国が代表者らを訴える。国がです。裁判まで強行してです。

国策に反対する住民を国が訴える。力のある団体が、声を上げた個人を訴える。このような、弾圧・恫喝目的の裁判をアメリカでは、SLAPP裁判って呼ぶんだそうです。多くの洲で禁じられています。

日本は、なぜこんなことを沖縄に無理強いするのか。米軍のヘリバッドを押しつけられた、東村高江住民の叫び・反対の声は、日本本土には届かない。

2012年9月29日、オスプレイ配備に反対する沖縄県民の人たちによって、アメリカ軍・普天間基地は、完全に封鎖された。この前代未聞の出来事を「日本人」は知らない。本土では、報道もされていない。

この映画は、沖縄地元のテレビ局によって記録された、全国のニュースから黙殺されたドキュメントである。

本土では、報道されていないようですが、5月17日に、伊江島のパラシュート訓練で米兵4人が柵の外の海上に落下したという。オスプレイが配備されてから4件もの事故・事件が起きているんだそうです。

インターネットで沖縄地元の新聞報道を検索して、知ることです。

知ることは大事です。もっと、沖縄の現状を知りましょう。

追記。

今日の新聞「かお」欄に、ドキュメンタリー映画「標的の村」監督の三上智恵さんが紹介されている。

こともあろうに、反対住民を「通行妨害」として、国が訴えたSLAPP裁判のことに触れた。対象の住民には、現場に行っていない7歳の少女も含まれていました。でたらめですよね。日本でも、SLAPP裁判は禁止ってことになって欲しいです。

監督の三上さんは、映画を「沖縄からのSOS」と捉えてほしくないという。「沖縄を見ることで、この国のおかしさに気付いてほしい」。「一部の地域の人々が国策によって苦しめられる。反対しないことは加担しているのと同じだ」と。その通りだと思います。

でも、「言うは易し、行うは難し」です。三上さんは、原発問題なども同じ構図だという。