日記・談義坊 /

「原発」は、止められないのか?!


28日の本会議で、「川内原発再稼働」に圧倒的多数でもって、同意することなりました。反対は、4人だけでした。

私は、「川内原子力発電所1・2号機の一日も早い再稼働を求める陳情」について、反対の立場で討論をしました。

討論の最後に、今年の5月21日に福井地裁で示された、「大飯原発稼働差し止め判決」を引用しながら、私の「再稼働反対」の思いを表明しました。

判決は、「ひとたび深刻な事故が起きれば多くの人の生命、身体やその生活基盤に重大な被害を及ぼす事業にかかわる組織には、その被害の大きさ、程度に応じた安全性と高度の信頼性が求められる」と、電力会社の責任を明確にし、「生存権を基礎とする人格権が公法、私法を問わずすべての法分野において最高の価値を持つ」ことを指針に、判決を下した。

この立場から、「原子力発電所の稼働は、電気を生み出すための一手段たる経済活動の自由に属するものであって、憲法上は、人格権の中核部分より劣位に置かれるべきもの」と断じています。また、「極めて多数の人の生存そのものにかかわる権利と電気代の高い安いの問題などとを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的には許されないこと」と言い切っています。

判決の趣旨は、原発の稼働は、いのちにかかわる問題であり、経済活動などの他の課題と並べて判断すべきではないと言うことでしょう。経済活動やコスト優先で、原発再稼働に前のめりな風潮を指弾する判決の立場を高く評価・支持し、私も再稼働に反対するものであります。

このように、反対討論を締めくくったのでした。

 福島で起きた「あきらかにおかしなこと」、「そんなバカな!」って、思うことがあります、

これほどの歴史的大事故を起こし、無数の人々の家や田畑、故郷を奪っておきながら、その責任を問われた人がひとりもいなかったということです。十数万人を超える被害者はいるのに、加害者はみえません。

考えてもみてください。工場が爆発して被害が出たら、必ず警察が捜査に入ります。現場を調べ、事情を聴取して安全対策の不備を洗い出し、責任者を逮捕するはずです。工事現場でクレーンが倒れ、通行人がケガをした程度の事件でも同じです。

それなのになぜ、この大惨事の加害者は罰せられないのか。警察はなぜ、東京電力へ捜査に入らないのか。安全対策に不備があったかどうか、なぜ検証しないのか。家や田畑を失った被害者に、なぜ正当な補償が行われないのか。「あきらかにおかしなこと」です。