日記・談義坊 /

「忖度発言」って、なーに!?


 農業新聞のコラムを紹介しましょう。

【四季】2019・4・11掲載分より

 「忖度道路」発言で国交副大臣が失脚した一件で、野党は「まるで昭和の政治」と怒り、あきれた▼政治に利益誘導はつきもので戦前も横行した。女性解放運動家の平塚らいてうは嘆いた。「候補者はしばしば選挙民に媚び、もしくは選挙民を欺いて、その一地方ためにあるいは鉄道を施設するとか(中略)直接の利益を計ることを口実としていましたが、国民はそれらの交換問題に由って投票の良心を左右されてはなりません」(「選挙に対する夫人の希望」)▼当時、女性たちには、男中心の政治にノーを突き付ける投票権さえなかった。平塚は、国民の中に女性は入っていないのか、民主主義に男尊女卑は許されない、と声を上げた。明治末から大正にかけて続いた女性参政権獲得運動が実を結ぶのは、敗戦翌年のこと▼73年前のきのう、女性が初めて参政権を行使した。戦後初の衆院選挙で、約1380万人の女性が一票を投じ、39人の女性国会議員が生まれた。だが戦後も女性の政治参画は進まず途上国並み。衆院議員に占める女性の割合は1割で当時と変わらない▼統一地方選前半戦で女性は健闘したがまだ1割。道府県議選の投票率は過去最低。無投票も4割に上り、これでは参政権どころか選択できない“賛成権”。一票が泣いている。