日記・談義坊 /

子どもの頃の恥ずかしい話①


 私も来年は、後期高齢者の仲間に入ります。親父を送ってから40年にもなるんだ。親父、63才でした。今考えると、若かったんですね。親孝行の真似事も出来ないままでした。
 私もいつ逝ってもおかしくない歳になりました。樹木希林さんの最後をみながら、自分は、明日は大丈夫と思っているんです。孫たちに、遺言ではありませんが、私の子ども時代の、失敗談、恥ずかしい話を記しておきたいと思います。

 私は、手打でいう「糞ふっかぶいごろう」でした。「やっせんぼう」だったんです。だけど、糞ふっかぶっても、全然気にしないのうてんきな明るい子どもだったんです。
 小学校4年生の頃だったんでしょうか。学校の帰り、便意をもようしてきたんです。途中の叔母の家に走り込んで、用を足したんです。昔は、どこも外便所でした。
 便所に入ったときには、ちょっと間に合わずパンツを汚してしまったのです。しかたないので、汚したパンツを脱いで便所の中に捨ててきたのでした。
 それから、どれぐらい過ぎてからだったんでしょう。叔母が「あんたのパンツでしょう」ときれいに洗って持ってきたのでした。恥ずかしいのなんのって。パンツには、しっかり名前が書かれていたのです。親たちは大笑いしていましたが、便所に投げ入れてきたのは、まずかったと後悔することでした。

 昔は、パンツ一枚が大切なものだったんです。八朔の行事で相撲大会があったのですが、それに備えて毎晩相撲の練習をしたんです。春向と城向に分かれて別々に練習土俵を作って練習をしたのです。
 稚児・小6(12才)までは、大切なパンツははかないで、フリチンで練習したものです。
 便所も、大事な肥料の溜場だったんです。だから、パンツの異物を見つけて、洗ってまでして持ってきてくれたんです。
 
 この時の、恥ずかしい思いは、知っている人もいなくなりましたが、しっかり覚えています。