日記・談義坊 /

アメリカンフットボール「ルール」&「タックル」


 アメリカンフットボールって、アメリカでは熱狂的な盛り上がりをみせる国技のような存在ですよね。日本でも結構人気あるんでは。
 日大の事件(?)から、報道番組でも大きく取り上げられ、連日ニュースになっています。
 危機管理の問題についても、改めて考えさせられます。日大には、危機管理学部(?)があるんですってね。生きた教材に使って欲しいものです。

 農業新聞・コラム【四季】を転載します。2018・5・24掲載分

 「ルール」の語源はラテン語の「真っすぐな棒」に由来するという。だから「物差し」の意味でも使われた。転じて「規則」となり、道を外れがちな人間社会を律する▼ルールという物差しがなければ、スポーツは単なるけんかになる。空手やボクシングしかり。まして巨漢の選手が肉弾相打つアメリカンフットボールとなればなおさら。本場米国の熱狂は、緻密な戦略戦術と厳格なルールに裏打ちされている▼醍醐味はタックル。突進する敵の攻撃を食い止め味方を鼓舞する。その勇気をたたえ「タックルする人間に悪いやつはいない」とされる。その衝撃は車が時速55キロで壁に衝突するほどで、約2トンの破壊力がある。危険と隣り合わせなので、反則は厳しく罰せられる▼日大選手による危険タックル問題は根が深い。ルールと相手を壊しただけでなく、当該選手が監督らによる指示と証言した。「償いの一歩として真実を話す」。指示を拒否できなかった己の弱さと向き合う姿がそこにはあった。20歳の若者の真摯な態度に比べ、大人たちのなんと罪深き事よ▼モリカケ問題と二重写しになる。記録文書があろうが、指示も関与も認めず、部下に忖度という名の悪質タックルを繰り返させる。そういえばルールには「支配する」という意味もあった。