日記・談義坊 /

「政」と「官」にまつわる不祥事が止まらない。


 報道。南北首脳会談が話題です。「板門店宣言」に「朝鮮半島の完全な非核化」が明記されたとのこと。北の核実験場は来月閉鎖、米韓の専門家やメディアにも公開すると表明。戦争の心配より終戦宣言・平和の実現が望ましい。また、裏切られるのではとの不信は拭えなくても、ここは金正恩の笑顔に懸けて、諸手を挙げて評価したい。文在寅と金正恩はノーベル平和賞の候補だという。トランプまでもがノーベル平和賞候補に上がりそうな・・・・。ノーベル平和賞は、日本の誰かさんが貰ったことで、その値打ちはたかが知れていたので、大判振る舞いもいいんではないんですか。日本にとって身近な朝鮮半島の緊張が緩和され、平和な時が到来するってのは、大歓迎です。日本人拉致問題も解決できたら最高ですけど。

 ところで、霞が関もおかしい事だらけです。

 日本農業新聞のコラム【四季】から。2018・4・28掲載分

 「政」と「官」にまつわる不祥事が止まらない。風薫るどころか、どんより重苦しい空気が霞が関を覆う▼「官」の由来は軍の駐屯地にあるという。軍をつかさどることから役所や役人の意味に転じたと、漢文学者白川静さんに教わる。今や文民統制も危ういが。一国の政務を預かる人たちの「たが」がこれほど緩んでは、国家の運営はおぼつかない▼行政をただす役割の「政」もいただけない。1強体制の下、「官」を下僕のように使い権勢を振るってきたが、ほころびが目立ち、民心の離反著しい。「政」といえば男が統べる天下国家の政と思いががちだが、歴史を見ればそうでもない。秀吉の妻を「北の政所」、母を「大政所」と呼び、奥さんやお母さんを指す言葉になぜ「政」の字が使われたのか▼疑問を抱いた漢字通の作家円満字二郎さんが調べると、「政」は、家族から国家まである集団をうまく組織して運営することを指す漢字だった。ならば家庭も国家も同じ。「まして、最高権力者の妻や母ともなれば、どうしたって、『政治的』な動きとは無縁ではいられなかった」と円満字さんの著書にある▼なにやら今に通じる話ではある。「政所」が力を持ち過ぎれば「政」と「官」の在り方がゆがめられ、国家衰亡の道をたどらないとも限らない。