日記・談義坊 /

クイズ<第4問>議員の地位と職責について


[問] 議員の地位と職責に関する次の記述のうち、妥当でないものを1つ選びなさい。

① 議員の任期は4年であるが、議会の解散や住民からの直接請求による解職のほか、議会から除名されること等により、任期途中でその職を失うことがある。

② 定住外国人など一定の要件を満たす外国人には地方議会の選挙権を認めるべきとの意見があるが、これは立法政策の問題であり、憲法上許されないものではない。

③ 地方議員は通常は議会全体として活動することが想定されているが、議員個人としての活動が禁じられておらず、議会外で地方自治法98条や100条の検査権や調査権を有しているため、議員が執行機関に対して資料提出を要求すれば、執行機関は正当な理由がない限りこれに応じなければならない。

④ 議員の執行機関に対する働きかけは、住民の様々な声を執行機関に伝えるという意味では一概に排斥できないが、それが特定の個人や法人の利益を図る口利きとなる場合には、行政活動への不当介入につながるため、議会基本条例等により一定の措置が講じられつつある。

[解説]

①は妥当である。議員に対しては議会の自立権の発動懲戒を行うことが認められており、その結果については原則として不服審査や司法的な救済を求めることができないとされている。ただし、除名だけは、審決の申請をし、又は裁判所へ取り消しの訴えを定期できる。

②は妥当である。外国人の地方参政権の問題は、外国人といえども地域において日常生活を営んでおり、国政とは異なり国の意思決定への問題とは異なる取扱い認められても良いのではないかとの理由によるものである。外国人の地方公務員就職問題とも絡んで今後の検討課題とされている。憲法上は、地方自治体の組織及び運営については法律事項とされていることから、外国人参政権が憲法により排斥されているというわけではない。

③は妥当でない。地方自治法上自治体議会の議員は、議会を通じて活動することが予定されており議員個人に執行機関の行政活動に関する検査権や調査権が付与されているものではなく、したがって議員個人として資料請求権を有するわけではない。

④は妥当である。議会基本条例において、議員の働きかけについては行政執行の公平性・透明性の確保の観点から、批判的にすべきとの趣旨の規定が置かれることが多くなっている。

[正解] ③