日記・談義坊 /

『そもそもから学ぶ社会保障』議員研修会


12月議会のネタ仕入れってわけではないのですが、「そもそもから学ぶ社会保障」という謳い文句に誘われて、大阪での議員研修会に出かける。会場は、満席で200名を超えている。隣席の議員の話では、40名ほどが、定員オーバーで断わられたのこと。

薩摩川内市からは、N議員も参加。往きの新幹線でばったり。帰りの便も一緒の「さくら」とのことでしたが、号車が違ったのか、会いませんでした。

一日目は、芝田英昭氏(立教大学教授)による、記念講演。

テーマは、「基礎から学ぶ社会保障制度改革」。「社会保障制度改革国民会議報告書」の内容を説明しながら、「消費税引き上げが社会保障の充実につながるとは思えない」とのこと。10月15日に「社会保障制度改革プログラム案」が国会に提出されている。国民会議の議論(会議録)は、ホームページで見ることができるらしいので、読んでみませんなら。

芝田先生は、最後にこう締められた。

孤立死年間約3万人、自殺者年間約3万人は、経済大国と言われる日本が今抱える最大の病理といえる。これは、自助努力で解決できる課題ではない。社会保障が、生活の土台である経済生活に対して十分に機能することが必要であるが、今その社会保障が綻びを呈している。お手盛りの緊急避難的な改革や自助や共助を強調するのではなく、国民生活の条件となり得る社会保障を目指さなければならない。

記念講演に続いて、実践報告として、「自治会が取り組む孤独死ゼロ作戦」が発表された。松戸市常盤平団地自治会における実践。50年以上も前にできたマンモス団地も高齢化は避けられず、15、000人いた人口も今は8、000人とか。「孤独死ゼロ作戦」も11年目に入ったとのこと。報告予定者の中沢会長は脳梗塞に倒れ、代理で副会長の元気なおばちゃんの報告となりました。団地で一年に20名以上の孤独死があったようですが、最近は10前後に半減しているとのこと。我が市では、年間何件位なんでしょう。

二日目は、3コマの講義。

第1講。

「そもそも国民健康保険制度とは」 講師 長友薫輝氏(津市立三重短期大学教授)

最近発刊された、先生の本、『長友先生、国保ってなんですか』を買いました。わかりやすいんです。質問でも、使いませんなら。

第2講

「『自己責任』時代の生活保護行政」 講師 渡辺潤氏 現職の東京都大田区役所福祉課勤務 生活保護担当のベテラン(全国公的扶助研究会 事務局長)

今回の生活保護脳「改正」案について、歴史に逆行するものだと指摘。生活保護の申請が厳格化され、窓口で追い返される事態もあるかもしれない。生活保護基準切り下げの影響もあるとのこと。

平成27年に施行予定の「生活困窮者自立支援法案」も問題ありとのこと。

福祉事務所の窓口で生活困窮の訴えがあると、その困窮の内容を検討せずに、単純に「働ける人は自立相談支援に行ってもらうことになっている」と述べて、生活保護申請をさせず、委託先の自立相談支援事業につなげられる。

まさに自立支援法案は、「水際作戦」のための手札を増やすようなものである。

この、生活困窮者自立支援法案についても、しっかり勉強しませんなら。

第3講。

「高齢社会の生活再構築~豊かな老いへ~」 講師は、山本昌江氏(長野県阿智村・保健師) 所沢市役所保健師を経て、今年の4月から阿智村に移住までして、この村に最後のご奉公をするとの覚悟・決意だとのこと。

阿智村に、民主主義の原点を感じたとの惚れようです。

住民の生活実態を実感していなくて、本当に住民に必要な政策が立案できるのか?

住民と自治体職員が“共に”住民の生活実態をつかむことの大切さを力説されました。

阿智村にも行って見たいものです。

疲れてきましたので、終わります。

誤字脱字は、お許しください。