日記・談義坊 /

司法委員研究会で恥かいちゃいました!


中甑裁判所の書記官から「調停委員の研修会」に出られませんかとの案内に、時には参加してみようかと気軽に「いいですよ」と返事をしたのでした。

裁判所に入ってみると、「司法委員研究会」の会場案内が張り出されている。調停委員の肩書きと思っていましたが、司法委員としても委嘱されていたんだと気付かされました。

会場は指定席で45席が設けられている。

「消費生活相談の状況」についての講話が終わると、3班に分かれてのグループ討議だという。

訳もわからず、指示されたグループに加わって、ぼうーとしていると、皆さん六法全書や解説書など抱えて座っておられる。

事前に送付されていたという、課題についてそれぞれ意見を述べ合い、討議するのだという。

「資料持っていないんですけど」「送られてきたでしょう」「いやぁー」・・・・、皆さん、呆れ顔で・・・・。

どこからか、コピーが渡される。身を小さくして、参加することでした。

私たちのグループの課題は「貸金返還請求事件」についてでありました。

(1)消費貸借契約に基づく貸金返還請求権については、どのような要件が必要か?

(2)消費貸借契約に基づく貸金返還請求権の付帯請求については、どのような点に注意すべきか?

・どんな場合に、利息がとれるのか?

・利息制限法所定の利率を超える利息の合意は有効か?

(3)履行遅滞に基づく損害賠償請求権(遅延損害金)について。

・遅滞損害金についての約束のない場合でも遅滞損害金の請求は可能か?

・遅滞損害金の請求が可能とする場合、その利率はいくらになるのか?

できんぼうの生徒よろしく、当てられないように、目を合わせないようにしていたのですが、「江口先生の見解は?」ときた。

「ごめんなさい、予習をしてきていないもんですから・・・・」予習とは関係なかったですね。

だけど、2時間の討議・勉強のおかげでさまで、かしこくなりました。貸金トラブルの際は、助言してあげますよ。

だけど、だけど、調停では、裁判と違って、法律に則って裁くんじゃないんです。法的なことは、判事や書記官に丸投げして、調停委員は世間の常識に照らして、お互いに、妥協・譲歩できるところを探りながら進めるものですから。

お互い歩み寄りができず、不調に終わったら、法で裁いてもらうってことになるのです。てなことを、えらそうに、名瀬の委員さんに語る私でありました。来年は、しっかり宿題を頑張って、参加しませんなら。

ところで、女性事務員の人に、「甑島からの旅程表を出してください」に応えて、バスー船ー自家用車と書いたのでした。

注意書きがありました。

「調停委員についても、一般職員と同じく、出張の際には公共の交通機関を利用していただくこととなります。自家用車でお越しいただくことはできませんので、あらかじめご了承ください。」

JRで来たことにしなくっちゃーいけなかったのかな?書いてしまったモノ書き直す訳にもいかず、「正直に書かなければいけないんでしょう」と笑って出すことでした。女の事務官も困ったような愛想笑いをして、「ハイ・・・」と受け付けるのでした。

帰りの駐車場は、車出す人多かったのですが、たぶん調停委員の皆さんは公共の交通機関を利用されたのでしょう。