日記・談義坊 /

一般会計補正予算の採決に迷っちゃいました。


議案第85号 平成23年度薩摩川内市一般会計補正予算の採決が行われました。4常任委員会ともに、原案のとおり可決すべきものと決定したむね報告があった。

私にとって、特に反対すべき理由・材料を持ち合わせていなかったので、簡易採決方式で、「異議ありませんか」ときたら「異議ナシ」と賛成表明をする予定でした。起立採決であったとしても、ほとんどの議員と同じように「起立」にて、賛成を示したことでしょう。

部分的なところで、賛成しかねるところがあっても、一部修正案を提出するなり、反対の意思をその一部に限って表明するなどした方が良いと思っているのです。

議案全体に反対をするってのは、全否定になってしまうのでマズイなと思ってしまうのです。

ところで、共産党の井上議員が「補正予算」に反対する討論を行いました。

反対の大きな理由として、甑島航路事業の問題を取り上げたのです。討論の大部分の時間を割いていました。

たぶん、たぶん誰一人同調する人はいないと思いました。

こまっちゃいました。あそこまで、反対討論で甑島航路事業の問題を叫んでいるのに、私一人ぐらいは反応しなければと思ったのです。

当局に対しても、「井上議員の指摘も間違ってはいないよ」と示さなければと、起立しないことを決断したのでした。

 

以下に、井上議員の反対討論の最初の部分を紹介しましょう。

 

甑島航路(串木野新港ー甑島各港)の経営安定化などを話し合う甑島航路改善協議会が3月に開かれ、2015年1月末までに新高速船を市が建造、航路を川内港に移すことや寄港地集約などを盛り込んだ航路改善計画を決めました。

協議会は薩摩川内市といちき串木野市、九州運輸局、県、甑島商船などで構成され、10年3月から冬眠アンケートなどを行いながら協議を重ねてきましたが、計画では、老朽化した高速船に替わる新船を薩摩川内市が建造。甑島商船に無償貸与し、航路は川内港に移設する。運賃の値下げや1便贈も諮る。甑島内の高速船寄港地は、現在の里、中甑、鹿島、長浜、手打ちの5カ所を、里、長浜の2カ所に集約する。フェリーニューこしきはこれまで通り運航するが、寄港地は島民の理解を得た上で集約を図る。集約により時間短縮と経費節減が可能になるというものです。

協議会では、移設反対のいちき串木野市から串木野新港に1便を残し、新船建造費の自治体負担分を両市で折半する案もありましたが、無記名投票の結果、川内港移設が決まりました。

航路改善計画の第一の問題は、新高速船の建造、川内港など整備のために、多数の投資が予測されますが、高速船の川内港就航によってどれほどの経済効果があるのかあきらかにはされていないことです。甑島を観光の目玉にするためだといいますが、川内港に就航することとどういう関係があるのでしょうか。新幹線がとまる川内駅との距離が近くなるのでしょうか。川内駅から串木野新港まで道路14.7キロ、川内駅から川内港まで13.5キロとほぼ同じです。子ども達が通学できるようになるといいますが、それは必ずしも川内港でなくてもいいはずです。合併して同じ市になった甑島に他の市町村の港を使うのはおかしいといいますが、それは政府によってむりやり上からの合併をおしつけられた結果であり、原因と結果を逆に描く議論だといわなければなりません。経済効果があきらかではないまま川内港就航のため多額の資金投入をすることは、問題があります。

第二の問題点は、改善計画によって高速船の川内港就航と甑島の港の五カ所を二カ所にするということがセットで進められていることです。高速船を川内港に就航させて川内港の価値を高めようというのであれば、同じ理由で中甑や手打や鹿島の港の価値を高めるための努力を行うべきです。川内港だけ生き残らせて甑島の港を殺して良いものでしょうか。

補正予算は以上のような重大な問題のある甑島航路事業をすすめるものであり反対します。