コラム 甑の風 /

「原発への警鐘」再び


毎日新聞(4月25日)「風知草」山田孝男より。
30年来、原発への警鐘を打ち鳴らし続けてきた経済評論家、内藤克人(78)さんの「原発への警鐘」文庫版の一部を紹介した箇所を転記します。

 内藤は、「原発への警鐘」の終盤で、第二次大戦の敗因を分析した戦争史家の文章から以下を引用している。
「有利な情報に耳を傾け、不利な情報は無視する(日本政府固有の)悪癖に由来するが、日本的な意思決定方式の欠陥を暴露したものであろう。会して議せず、議して決せず・・・・・・。意思決定が遅く、一度決定すると容易に変更できない。変化の激しい戦争には最悪の方式で、常に手遅れを繰り返し、ついに命取りになった・・・・・・」