コラム 甑の風 /

「人類への警告」


科学者たちはずいぶん前から、私たちの惑星ーー地球のことを心配してきました。
1992年には、1600人以上の科学者が合同で『人類への警告』という声明を発表しました。ノーベル賞受賞者の実に8割が、この声明に参加しています。
その内容の一部が「小さな地球の守り方」の「はじめに」紹介されている。

「私たちは地球の限界に向かって突き進んでいます。環境を破壊する現在の経済システムをこれ以上続けるわけにはいきません。このままでは、複雑でたぐいまれなるバランスを持った地球の生態系は、一気に崩壊してしまうでしょう。人類の不幸を望まないなら、私たちのふるさと地球を失いたくないなら、今ここで舵取りの方向を大きく変える必要があります。」

「はじめに」は、こうも書かれています。
科学への妄信も危険です。人間は、科学の知識と技術をあやつる力を手に入れてから飛躍的に豊かになりましたが、ともすればそれが「思い上がり」となり、破滅を招くことにもなります。私たちは自分の知識と経験の範囲で「想像力」を働かせる能力を持っています。科学よりもこの「想像力」に頼れば、未来に希望の光が見えてきます。